2011年12月19日月曜日

風邪の週末

彼は風邪をひいていた。
Taylor Swiftがエプロン持参でおかゆでも作りに来てはくれまいか、などと一瞬とはいえ妄想してしまったのは熱のせいか。
そして、一人暮らしの寂しさを金曜ロードショーのアリエッティで紛らすなんてありんし、と乗り込んだSUNNY ROCKでこじらせた。

日曜。
こんな時に極寒の岩場へ行くとはよっぽど馬鹿なんじゃないかと思った彼であったが、子供を連れて行く約束を果たすため重い腰を上げた。

待ち合わせの1時間前に到着した古美山は、彼のテンションを著しく低下させるのに十分過ぎるほどの寒さを発揮していた。
はたから見たらすこぶる愛想を失っているのではないかと不安になる。

「えー、全然寒くないし!」という息子たちのことが本当に馬鹿なんじゃないかと心配になり始めた頃、最凶軍団が到着する。

軍団の到着に俄然テンションを上げる息子たち。
申し訳程度にスポットするこーちゃんに見守られ、ハードプロブレムを次々とsendする。

スポット
ひとまずスポット業も落ち着いたとみえ、自分の準備の為に爪を切り出すこーちゃん。それをじっと見る息子。

「あー、こんな長くちゃ加藤鷹さんに叱られるなー」
「え、誰?かとうたかさんって?」
「凄い人だよ。おまえのパパよりもずっと凄い。」

「オレの何を分かっているのか!?」と一瞬言いかけるも、はいはい、そこまで、と鷹さんの凄さを子供目線で説明する術がない彼が会話の腰を折って事なきを得る。
子供に余計な知識を吹き込む「ヤナモトさん」を、「山本さん」と同じアクセントで発音する息子たちにあえて間違いを訂正しないことで彼はささやかな復讐を試みた。

しかし『ふとっちょガエル(e)』を相変わらず登れない「ヤナモトさん」を見た彼は
「なんだ、少しはかわいいところもあるじゃないか」
と許す気になったが、アクセントはまぁどうでもいいので訂正しなかった。

大田方面へと移動し、『ゴリッパ(f)』に辿り着く彼ら。
申し訳程度にスポットするシモスケに見守られ、ゴリッパ上部へと突っ込むかに見えるこーちゃんも、ただそう見えただけであった。
今日のみんな(スポット)
「某ジムにおいて訳あって常連たちからつれない態度をとられているのです。」
というシモダの告白に
「他人事ながらオンナがらみのトラブルは本当に愉快だなぁ、ほのぼのさせやがってこの~」
と、周囲がゆるふわパーマ並みにほんわかした所を見計らってシモスケが上部に突入する。



さすがに体力の限界を感じた彼は、一度も登っていないのになぜか中指に施したテーピングを剥がしながら、「ヤナモトさん」の惜しくなかったと言ったら嘘になるかもしれない程度のトライを確認して大田を後にした。

2011年10月9日日曜日

シモスケのほのぼのクライミング生活

どーも、僕です。
僕です。
10月8日(土)は恵那 笠置山へ友達みんなでボルダリングにいきましたよ。

駐車場で友達みんなと準備してたら、すみっこで独りぼっちのトリ氏発見!

これはきっと
①一緒に来る友達がいない
それとも
②よっぽど暇
もしくは、
③その両方
のどれかに違いないですよね、なんて思ってたらうっかり目が合っちゃったので

「あ、あれ、トリさんお一人様ですか?もしよかったら『天孤』三段でもご一緒にどうですか?」

「あ、シモノさん...。どうもスミマセン...。」

結局、一日一緒に登ってあげましたよ。僕って優しい!

今日のみんな
「最近調子がいいので、今日は天孤登れるわ」
と突然言い出して、全くできてないトリ氏にはさすがにビックリさせられましたね。
やっぱ僕みたいにevolveのシューズ履いてなきゃキビシイかな。
天孤と僕とisyさん
僕はといえばムーブもほどほど出来てきたので近いうちに登れるかなー☆

他のみんなは『ニゲラ』二段をやっていたので合流しました。
実はまだ登れてなかったんです、『ニゲラ』。意外ですよねー、でもこういう大雑把なのはちょっと苦手です。
ニゲラと僕

今回も無理って感じ(汗)。やっぱりなんか苦手だなー、って思ってたら
「どれ、やって見せてやるわ」
と突然言い出して、全くできてないトリ氏にはさすがにビックリさせられましたね。
ホントに登れたことあるのか疑わしいです。

ブタの鼻と僕
次に、最近流行の『ぶたの鼻』1級
トリ氏とisyさんが瞬殺するので、ちょっとムキになったらすぐ出来ました。

そして同じ岩の『トサツ』1級。
ムズい一手目と僕
一手目だけムズい系でしたが、別に一手目も余裕でイチゲキしちゃった系なので、スタート違いVerの『トンソク』初段へ。
『トサツ』へのリンク部が超絶カチ系でしたが、別に余裕で瞬殺系でした。
トリ氏は一手目出来ない系をあきらめて、超絶カチ系は得意系っぽいので『トンソク』初段の方は必死こいて登れてました系でしたけど、あ、誰も聞いてないですか?この話。

でもまぁがんばってたぽいので”蒲焼さん太郎”をひとつ分けてあげましたよ。

最後にバトロワ岩の『ムウムウ』初段へ。

ムウムウと僕
最高な位置にスタンスを発見して、完登目前!とがんばっていたら

「そこは地面やろ!まぁ自分が良きゃいいけど!」

とトリ氏が心の狭いこと言うので、使うのやめましたよ。
暗くなるまでやりましたが、指皮ないし無理っ!

明日の日曜は最凶軍団とまた恵那の予定ですけど、疲れすぎたし土壇場でキャンセル、いわゆるドタキャンしようかと思っています。

2011年9月27日火曜日

恵那

「そんな調子で岩行ってバカにされても知りませんよ(笑)」

けんちゃんのそんな優しくも辛口な言葉が頭の中でリフレインする。彼は一人、中央フリーウェイを飛ばす。

指を痛めて最近は全く登れない、というか気持ちまで付いてこない、そんなのは言い訳だろうかと一人ブツブツと呟いているうちに到着した恵那。

よほど暇なのか1時間も早く到着したこーちゃんの

「あぁもう、風邪がぜーんぜん治んないんですよねぇ。指も調子悪くて、もう全くジムってないし。しかも彼女に20万貸してるんですよ!あー、これじゃ登れるものも登れないわ!」

といういきなりの言い訳に、
「なんか良くわからんけど、なるほどなるほど」
と、返す言葉もない彼であった。

そのままなんか良くわからんままにプロセッターと合流し、岩へと向かう。

さすが20万くらいは「催促無しの有る時払い」で貸しているこーちゃんは、高い金を払って買ったトポをわざわざ家に置いてくる。
その余裕がすこし迷惑である。

仕方なく前回の記憶を頼りに、プロセッターを岩へ案内する。

「これ、めっちゃ簡単なんですけど。初段だったかなー。ちなみに僕はイチゲキでしたけどね。」

岩は半年振りだというファッションリーダーこと岡野氏に容赦のない言葉攻めを繰り出すこーちゃん。
ライオンは兎を狩るのにも全力を尽くすというが、この場合ライオンでもなければ兎でもなく、なのでこのたとえに全く意味はない。

そうは言っても業界人の貫録か、はたまた30代後半の貫録か、もしくはその両方を見せつけるがごとくイチゲキする岡野氏。
続いてアップでイチゲキするマツシマン。
続いてトリ氏が登れたかどうかは、地球規模で考えるとどうでもいいことに思えるから不思議である。

だいたい皆登ったような雰囲気になった為、『坂の上の雲』初段へと移動。
DSC_2330
今日のみんな
梯子のごとくイチゲキするマツシマンに続いて、サックリsendする岡野氏。

DSC_2328
イチゲキ中のマツシマン
「今日はなんでタカオマンいないんですか!?」
「え、俺も会ってみたいなー」

瞬殺すぎて時間を持て余したのか、プロセッターはなぜかタカオマンの話でもちきりである。

ひとしきりタカオ談義も落ち着いたところで、本日のメイン的岩へと向かう。
DSC_2354
カルラ岩
『マールブルグ』初段は、ほぼイチゲキで終わらせて『カルラ』三段を始めるマツシマン。

いきなり登れそうな雰囲気を醸したと思うと、やはり瞬殺である。



『マールブルグ』セッションで「今日のピークを過ぎた!」と宣言する岡野氏に、ここぞとばかりに「では岡野さんより先に登る!」と宣言するトリ氏も、「実は自分もピーク過ぎてました!」で岡野さんに先を越されて終了。

今日は口の悪さ上から3人くらいが欠席で本当に助かった、と心の中で思わずにはいられない一日である。

最後にイルガ岩へ。
DSC_2365
イルカやらイルガやら

ピークは過ぎても1級くらいはオシャレに登る岡野氏の『イルカ』を最後に撤収。


恵那インターそばの中華屋の定食は、すでにボルダリングの一部といえようか。
それだけはやめておけとマツシマンに再三忠告された『唐揚げ定食』を死ぬ気でほぼ完食したときの達成感は三段を登ったときのそれに近い。
しかし目の前で定食の台湾ラーメンの汁まで制覇し、「これで腹9分くらいです」と豪語するプロモグダラー岡野氏に、王者の貫録を垣間見た瞬間であったという。

山口国体へと向かうプロセッターと、知多半島へと向かうこーちゃんに別れを告げ、再び中央フリーウェイへ約3時間の岐路につく。

裾野から恵那は驚くほど遠い。

2011年8月6日土曜日

SUNNY ROCK GYM

Yanaken in SUNNY ROCK GYM

8月から長期の静岡(関東寄り)出張になったトリは、これからSUNNY ROCK GYM
へ通う。

そして本日、初SUNNY ROCK。

写真は「頑張るなんで馬鹿らしいぜ」とケータイに夢中なヤナケン氏。

2011年7月16日土曜日

揚げまん棒

なごや名物
近頃めっきり『ブログを更新しない』という高尚な趣味に忙殺され気味なトリ氏にも

「さて、たまには岩でも行ってみるか」

とスケジュールの合間をマネージメントする能力くらいは備わる。
ドラッカーも読んでいなければ野球部のマネージャーだったこともないにもかかわらず、である。

7月14日(木)

前日記憶が飛ぶ程makers markをきっちり一本頂き、いつどうやって帰ったかもイマイチな状態であっても待ち合わせ場所には10分前に到着するトリ氏。

「もしもし、どうも僕です。当然のことながら30分遅れます。え?もう着いてるんですか!?ホント迷惑だな...。」

コウジヤナモトからの電話に「これぞまさに最凶」とうれしさと懐かしさに打ち震える様子のトリ氏。
もしくは前日の酒のせいかもしれない。
日陰のベンチで炭酸水片手に身動きもせずうなだれていると、至近距離まで寄って来るスズメがうっとおしかわいい。

30分後、チラと横目で確認し挨拶もそこそこに『横綱ラーメン』へと直行する3人。
am9:00
たとえam9:00であっても店が開いているのであれば朝食としての『横綱ラーメン』は一般的といえるのか。
実際トリ氏もこの状況を前にオサレにサンドウイッチなどを食していたが、「あー、汁ちょっと飲みたい」と思わなかったといえば嘘になるだろう。
これもまた前日の酒のせいかもしれない。

「あー、揚げまん棒ですね」
「ふふ、まん棒、まん棒、ふふふ」

と揚げまん棒に何を見出したのか、今日最高に輝いた目で連呼するシモダの車でSAを後にする。
バックシートは背もたれが倒せず最高に乗り心地が悪い。

平日の阿寺渓谷は人もまばらだ。
思い切ってこんなビキニを履くにはもってこいのsituationといえるだろう。
ローライズかつハイレッグ
着いて早々、きたるべき交通費清算の時に照準を合わせてコンディションを整える為に変な恰好で寝るシモダ。彼の本気度がうかがい知れる瞬間だ。
わりかん要因
海パンを持ってこないトリ氏を「何しに来た!?」と罵倒するTKOは、夕方太陽が山の端に隠れようとも意地でも極寒の川へと身を投じる。
そして横でアイシングするトリ氏。
その後バタフライ
およそ最凶軍団の誰が何を登れたか関心のある者はいないであろう。
いい課題
しかし『誰も何も登れなかった』ということを聞きたいが為にわざわざ静岡から電話してくるケンジヤナモト氏

「あ、そいえばオレ来月から静岡に転勤になります。」

と重大発表するトリ氏に

「だから何?」

と救いようのないコメントを残し電話を切る。
バックシートの乗り心地の悪さを一瞬でも忘れられた事に感謝するべきなのかもしれない。


2011年5月6日金曜日

恵那

5月5日 0930 某SAに集合し岐阜へ。

「前回のフクベで登れなかったアレとかコレとか登れるといいなー、今日は!」

一人イメトレに励むトリ氏がふと気付くと、そこはココス恵那店。
皆に連れ込まれ、仕方なくモーニングAセットを所望する。

「あっ!この光景、前にも見たような...。」

朝食が今日2回目だったというだけである。

岩場に着き、女子連れグループの至近距離でニューストレッチを開発するこーちゃん。
DSC_2098
ニューストレッチ
「あー、オニャノコと岩来てーなー!」
「つまらんだろ、それ」
「いや、絶対楽しいだろ!」

結局、絶対楽しいとの結論に至ったところで本日の目的地『アルケミア』に移動。
DSC_2106
今日のみんな
「それにしてもこないだのジムの子は可愛かったですよね!」
と盛り上がるシモダn'TKO
「あー!おれもその子知ってるし!まじ可愛いwww」
とアンテナの高さを見せるトリ氏。
最近ジム行かないから話題に乗れないのはこーちゃん。
ジムばっかり行ってるけど話題に乗れないシモスケは、木の棒で地面をグサグサやったらどれ程たくさんの枯葉が刺さるかを実験中。
DSC_2109
この後、手元まで葉っぱが届いたのは言うまでもないだろう。

「ところで、これ最後怖いらしいからちょっと見て来い」
「あい」

「怖い怖い」を連呼しながらシモスケあっさりsend。
続いて「あわわわ!」とトリ氏もsend。
そして降りるシモダ。


知らないけどあの子のハートをゲットだぜ、とギリギリ登るこーちゃん。

その後、オレだってハートゲット的に勇気を振り絞りシモダもアルケミア完登。

ほぼ全員に近いくらい登れたところで『レッドブル』へと移動。
DSC_2116
途中ニゲラで捻挫するTKO

DSC_2118
レッドブるシモダ。
ムーブ完成したところで、22時までに車に戻らないと某SAから車が出せなくなることに気付き撤収。
今日二度目のココス恵那店にてビーフハンバーグ。

2011年5月1日日曜日

瑞牆

4月30日
昨日納車されたばかりの新車に薄汚いマットを満載することに何の抵抗も感じないというサッパリした性格の他称「安定収入」ことシモダ。
ピカピカ
昨日納車されたばかりとはいえ他人の新車であれば薄汚れたマットをのせることに何の抵抗も感じないその他2名。
待ちに待った新車での長距離ドライブを楽しみたいであろう他称「安定収入」の思いを汲み取って、目的地を瑞牆へ設定した。たとえ助手席が一番疲れるとしても、である。


運転しないその他2名はすこぶる退屈であるので”2ちゃんねらーの個人特定能力の高さからハッブル後継機のデザインに至るまで滔々と語って聞かせるも、慣れない新車の運転に緊張気味の他称「安定収入」は「はぁ」とか「へえ」とか生返事を返すばかりである。


逆にこちらが生返事ばかり聞かせられていた感の否めない長距離ドライブの末、シモスケの待つ瑞牆に到着する。
今日のみんな
 皇帝岩で程よくアップ後、『インドラ』へ移動する一行。


 一手目しかやってないのに「一手目が一番悪い!」と解かった風な口をきくシモスケ。
そして山積みのマットに乗って二手目から始める。
そして何度目かで上に抜ける。
そして「そこからやっても大して変わらんし!」という。
そして「一手目も一回だけできたし」という。
翻訳してみると”クライミングとは自己満足”、ということである。

突然の雨に移動を余儀なくされ、上部の駐車場で花崗岩の鬼と合流。
辿り着いた『高野聖』でイメージトレーニングに余念の無い他称「安定収入」ことシモダ。
今回こそは完登するという気迫が誰の目にも明らかである。
イメージトレーニング中
他称「安定収入」シモダの溢れ出るモチベーションに影響されてか、TKOはあと2回通えば登れるところまで到達できたようだ。
高野聖るTKO
そして何度かムーブを確認した後、ひとり静かに集中力を高める他称「安定収入」ことシモダ。
話しかけるのも躊躇する程だ。
安定した集中力を発揮
 そしてついにその時が来た。

あぁよかったね、という雰囲気に包まれたところで『美しき日』に移動。
低いし、痛いし、でもこういうのも好きというシモダのがんばりをぼんやり眺めて終了。


運転しない2名は帰り道もひたすら退屈であるので、”ニーソの絶対領域の必要性”や”ぬるぽとガッとは”など滔々と語るも、またしても生返事ばかりを聞かされる3時間であったという。

2011年3月13日日曜日

豊田

3月12日(土)
とてもじゃないけどこんな日にふざけた記事を書く気分にはなれないので、今日の出来事を要点だけ。

朝、シモスケと岩谷山でアップ。
先週教えてもらったPは、暗い性格に拍車をかけそうなロケーションの為ノートライ。
シモスケは祈願イチゲキ
祈願
シモスケ on 祈願イチゲキ中
古美山へ移動。
『雪月花』の捜索に小一時間掛かるも、2人揃って3分で終了。
youtubeで確認されたし。
雪月花
トリ on雪月花
『まる』へ移動。
伊藤英明似軍団の応援でトリ&シモスケ『まる』send
まる
『まる』のランジを決めるシモスケ

ついでに『ばつ』
勇気を出して最後のランジを決めるトリ。
「己に克つってこういう事かー!ねぇ負け組み君!」
「くっ、くそー!妻子持ちのくせに!」
と次のトライでランジを決めるシモスケ。

シモスケとはここで別れて百間へ移動。
東京から6時間を掛けて14:30到着のフジシンと合流。
『太刀』の一手目を微修正したらランジまで行けたし、次はイケル!

太刀
トリon太刀(最高到達点)
通称「舘ひろし」のひろしパートを作るフジシン。
『太刀』合流まで三段はありそうだ。

Fujishin on project
フジシン on 通称「舘ひろし」

ナイトに突入した頃、”何か”がゆっくりとこちらに接近する足音に猛烈にびびり、逃げるように帰宅。
一人百間ナイトはお勧めしません。

2011年3月6日日曜日

岩谷山→百間P

今日はみんなでボルダリング。

「amはとりあえず岩谷山で」というTKOからの指令に従い、一人早めに到着し勝手に案内役に任命されたトメ氏を探す。
親切心を上手く利用してやろうというTKOの黒い腹がばれないか若干心配しつつ、早速お勧め課題案内ツアーを開始。
まずは最近人気という『祈願』(d)をトライ中の女子2人に混ぜてもらう。
「ちなみにこーちゃんはこれイチゲキだったけどね」というトメ氏の意地悪発言に「やば、黒い腹ばれたか」と一瞬不安になりイチゲキ失敗。次のトライでどうにかsend。

岩谷山 祈願(d)
イノッチon祈願(d)
岩谷山 祈願(d)
マッキーon祈願(d)
次に結構被った(e)へと移動。
見るからの得意系にイチゲキ宣言してのイチゲキ中に到着するTKOとシモス。
「何ですか、ヒーロー気取りですか!? イチゲキする人ってホントに空気読めてないですよねぇ!」
と言いながら最後のホールドを取り損ねてわざと降りた風な顔をするシモス。

シモス on 岩谷山の被った(e)
シモスon被った(e)
シモス&TKOのなぜかやればやる程に低下する高度に耐えかねて、『祈願』へと再移動。

マットも到着したことだし、最近初登されたという祈願左面の『志願』(f)をトライする。
2,3回で登れたものの、後ほど確認したところカンテを挟み込んで登るオリジナルに対して左の凹面だけを使っていたので『志願』とは違うか。
隣ではシモスが女子を前にして『祈願』をイチゲキしていた...。

その後、TKO a.k.a スラブダンサーの完登シーンで一同を
「今日は珍しいもの見れてラッキー」
と得した気分にさせたところで百間へ移動。
TKO on 岩谷山のスラブ(d)
TKO on スラブ(d)

昼過ぎに到着した百間Pにて黒いオーラを漂わすフジシン&ケンちゃん。
どうやらイマイチ出来てないらしい。
DSC_1692
今日のみんな
そして「たかだかスタンディングくらい!」と言い残して



初登するフジシン。百間P改め『太刀』(三段+)。

「今日はいいもの見れてラッキー」な気分で『タタラ』(初段)へ移動。
百間 タタラ
トリ on タタラ
マントル返して上部で落ちると死ぬらしい、という事前情報にもかかわらず
「マジ行くんすか!?まぁいいですけど...。」
「行くしかないっしょー!」
とヒーロー気取りで途中まで進むものの、行けば行くほどきつくなる傾斜にホールド皆無。
「うわぁマジやべー。死ぬかもー」
「妻子持ちはマントル返したらクライムダウン可ですけど!」
「あ、そか。おれ妻子持ちなの忘れてた!ってかどうやって降りる!?」
と決死の覚悟でスラブ面クライムダウンして山積みマットに飛び降りて命拾い。
このスラブを登りきったKJことKishita Jorgesonとフジ神様の凄さを改めて思い知った日曜であった。

2011年2月21日月曜日

豊田

9:30 お抱え運転手付きの快適ドライブで古美山駐車場へと滑り込み、ほぼ同着の自称岐阜代表を伴って遊歩道を上がる。

早速『文明開化』に対峙する自称岐阜代表。
結構下の方で「ドサッ」するトライを繰り返しつつも
「うわぁ!今めっちゃ安定してましたよね!?」
とまさかの問いかけをする自称岐阜に
「えぇ!?そ、そう!?」
と焦りつつ
「でも先週からまだ5年経ってないから登れんだろうな。」と心の中でつぶやく。

その頃
「まだ浜松なんですけど...」
と電波の都合でほとんど何言ってるんだか分からないヤナケン氏からの電話に
「待ち合わせ時間の10時まであと15分なのに浜松から古美山まで来れるなんて、やっぱ凄いクライマーは違う!」
と感心するも、やってきたのは意外にもおよそ11時。
同時に関東組とも合流し、リーチロック右端でのヤナケン氏のマジ敗退を最後に百間へと移動。

まずは『マッドドッグ』のフラッシュアテンプトを、普通の人では持てないだろう的ホールドを駆使して当然の如く成功させるマツシマン。

ワールドクラスな登りは参考に出来ないので何度も足位置を変えながら、もう諦めたと見せかけた最後のトライで完登。
それを見たヤナケン氏も「トリさんでも出来るならオレ余裕で出来るんじゃね?」的トライで直後に完登。
それを見たフジシン氏も「おまえら優越感には浸らせねえ」的トライで直後に完登。
DSC_1638
フジシン on Mad Dog

本日のメイン『プロジェクト』へ移動。
指の怪我でクライミング自粛中のこーちゃんも、他にやることが無く合流する。
DSC_1647
今日のみんな
まずは上部から攻める。
DSC_1644
押せ押せ!
そして上部のガバへ!
DSC_1646
迫力の大ランジをキメるヤナケン氏
指皮の激しい消耗で今日のところは上に抜けることを断念し、大給へと移動。
Diamond Slab
Diamond Slabと夜景
真っ暗なのに『ダイヤモンドスラブ』を完登してしまうフジシン氏と、真っ暗なのは全然関係なしに『半生茶』で半端ない足ガクガクっぷりのヤナケン氏の完登で大給を後にする。

帰りは「司」でうなぎ丼。
Yanamoto bros
割と良く似た兄弟

2011年2月13日日曜日

豊田

少し早めに着いた古美山に停めた車の中で寝て待つ。
ちらと覗いた『まる』、『ばつ』は上部にできた氷が解け始めて今日は触れそうも無い。
ただでさえ低い目的意識をさらに低下させるのに充分なコンディションだ。
頭がぼーっとするのは、心の闇から目を逸らすため昨日も午後3時から飲んでいた為だろうか。

「あー遅刻遅刻。トリさん怒ってるだろーなー、へへへ」
少し遅れて着いた自称岐阜代表が外で騒いでいる。
自称岐阜代表
あまりの気分の乗らなさに危うく帰ってしまおうかと考えていた彼は、しぶしぶ極寒の駐車場へと車を降りる。
「自分にとって30分は誤差の内だ」とおおらかな心を行動で示してみせたTKOと無事に合流した彼らはなんとなく古美山の遊歩道を上がっていった。
満員御礼なリーチロックの右端でアップと見せかけた本気トライを繰り出すTKOに
「それは使っちゃーイカン!でもそれは上に抜ける時だけは使ってもいい。」
と指摘してくるヴェテランに
「あっ、へー、そ、そうですか、すごいですねー」
と、何が凄いのか意味不明な相槌を打つTKOの言葉には今後気を付けようと彼は心に刻んだ。

『文明開化』をあと5年くらいでいけそうな可能性を見い出して満足げな2人は、偶然居合わせたクラシマ隊長率いる静岡軍団と接触。

「なんか面白そうだし、付いて回りますか。」と了承を得ないまま意見を一致させた3人は『雪月花』に同行する。
正確な場所を誰も知らないままに行くのは危険と判断し、携帯で初登者へのコンタクトを試みる。

「下流の赤い橋を200m越えて左側だ。」

初登者の回答に対してTKOの鋭い洞察が冴える。
「いや待てよ、最近のヤツの若年性アルツハイマーっぷりから判断するに、”200m”も”左側”もあてになりゃしないのでは...。」
疑心暗鬼で辿り着いた赤い橋を200m越えた左側の岩にチョーク跡を発見した一同は、もはやそれが『雪月花』であろうとなかろうとどうでも良かった。

いつから尾行していたのか
「ねぇねぇ、ちょっとキリキリ舞い行きましょうよぉ」
と突如現れたシモスケ。
DSC_1597
今日のみんな
「はぁ?行かねーよ!」
とむげに断りを入れると、さっさと一人だけムーブ解決して完登。強制的に移動モードへと切り替えるつもりだ。



ネギちゃんとどっちが可愛いか対決を2対1で制したシモスケの勢いは留まるところを知らず「ねぇキリキリ舞い!んじゃギロロ!」
と果てしないワガママっぷりに折れた3人は「んじゃギロロ」と移動を余儀なくされる。

DSC_1600
んじゃギロロ
強風で椎の木の森が騒がしい。

「森が怒っている!」
「違うの!私たちはあなたを傷つける為に来たわけじゃないわ!」

ナウシカごっこで盛り上がるTKOと自称岐阜をサクッと無視して『ギロロ』を完登するシモスケと彼。


ナウシカごっこもイマイチ盛り上がらないのか
「ねえトリさん、10こ下の妹さん可愛いんでしょうねー」と、話題を変えるTKO。
「まぁオレの妹だからね。可愛くない訳がないじゃん。」
「ちょっと会わせてくださいよお」
「10こ下っていってももう27だからね。そんな遊び半分な男と合わせる訳にはいかんつーの!」

どれだけ妹を悪い男から守ったところで彼の苦労が報われることはないだろう。
27といえば立派な大人であるし、第一彼にはそんな妹もいないからだ。

ひとしきり妄想列車を走らせたところで古美山へと舞い戻る一行。
「大和やりたいです。」
という自称岐阜の思いを叶えるために皆でマットを運ぶ。
DSC_1608
大和をトライする岐阜(左)とTKO(右)
この調子なら自称岐阜の『大和』もあと5年くらいでいけるであろうか。