2011年9月27日火曜日

恵那

「そんな調子で岩行ってバカにされても知りませんよ(笑)」

けんちゃんのそんな優しくも辛口な言葉が頭の中でリフレインする。彼は一人、中央フリーウェイを飛ばす。

指を痛めて最近は全く登れない、というか気持ちまで付いてこない、そんなのは言い訳だろうかと一人ブツブツと呟いているうちに到着した恵那。

よほど暇なのか1時間も早く到着したこーちゃんの

「あぁもう、風邪がぜーんぜん治んないんですよねぇ。指も調子悪くて、もう全くジムってないし。しかも彼女に20万貸してるんですよ!あー、これじゃ登れるものも登れないわ!」

といういきなりの言い訳に、
「なんか良くわからんけど、なるほどなるほど」
と、返す言葉もない彼であった。

そのままなんか良くわからんままにプロセッターと合流し、岩へと向かう。

さすが20万くらいは「催促無しの有る時払い」で貸しているこーちゃんは、高い金を払って買ったトポをわざわざ家に置いてくる。
その余裕がすこし迷惑である。

仕方なく前回の記憶を頼りに、プロセッターを岩へ案内する。

「これ、めっちゃ簡単なんですけど。初段だったかなー。ちなみに僕はイチゲキでしたけどね。」

岩は半年振りだというファッションリーダーこと岡野氏に容赦のない言葉攻めを繰り出すこーちゃん。
ライオンは兎を狩るのにも全力を尽くすというが、この場合ライオンでもなければ兎でもなく、なのでこのたとえに全く意味はない。

そうは言っても業界人の貫録か、はたまた30代後半の貫録か、もしくはその両方を見せつけるがごとくイチゲキする岡野氏。
続いてアップでイチゲキするマツシマン。
続いてトリ氏が登れたかどうかは、地球規模で考えるとどうでもいいことに思えるから不思議である。

だいたい皆登ったような雰囲気になった為、『坂の上の雲』初段へと移動。
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今日のみんな
梯子のごとくイチゲキするマツシマンに続いて、サックリsendする岡野氏。

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イチゲキ中のマツシマン
「今日はなんでタカオマンいないんですか!?」
「え、俺も会ってみたいなー」

瞬殺すぎて時間を持て余したのか、プロセッターはなぜかタカオマンの話でもちきりである。

ひとしきりタカオ談義も落ち着いたところで、本日のメイン的岩へと向かう。
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カルラ岩
『マールブルグ』初段は、ほぼイチゲキで終わらせて『カルラ』三段を始めるマツシマン。

いきなり登れそうな雰囲気を醸したと思うと、やはり瞬殺である。



『マールブルグ』セッションで「今日のピークを過ぎた!」と宣言する岡野氏に、ここぞとばかりに「では岡野さんより先に登る!」と宣言するトリ氏も、「実は自分もピーク過ぎてました!」で岡野さんに先を越されて終了。

今日は口の悪さ上から3人くらいが欠席で本当に助かった、と心の中で思わずにはいられない一日である。

最後にイルガ岩へ。
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イルカやらイルガやら

ピークは過ぎても1級くらいはオシャレに登る岡野氏の『イルカ』を最後に撤収。


恵那インターそばの中華屋の定食は、すでにボルダリングの一部といえようか。
それだけはやめておけとマツシマンに再三忠告された『唐揚げ定食』を死ぬ気でほぼ完食したときの達成感は三段を登ったときのそれに近い。
しかし目の前で定食の台湾ラーメンの汁まで制覇し、「これで腹9分くらいです」と豪語するプロモグダラー岡野氏に、王者の貫録を垣間見た瞬間であったという。

山口国体へと向かうプロセッターと、知多半島へと向かうこーちゃんに別れを告げ、再び中央フリーウェイへ約3時間の岐路につく。

裾野から恵那は驚くほど遠い。

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