2011年1月30日日曜日

粉雪舞う季節は

朝、窓の外に広がる雪景色に淡い期待を裏切られる。

「こんなことならば自称晴れ男の関東出稼ぎを断固阻止すべきだったか...。」

と無意味な事を考えながら家を出る。

”他にやることが無い”という厳しい現実を受け入れることによって何かが吹っ切れたのか最近調子が良いといわれる彼は、片道2時間を棒に振る覚悟で鳳来に向かう。なぜなら往復4時間が無駄になったところで”他にやることが無い”からだ。
向かう先は『グリ、グラ』の岩。車の外気温計は0℃を指している。
グリグラの岩
地面は完全にwetだが岩はdryだ。
まずはグリでアップを試みる。


そしてアップ完了。
本日の目的である『グラ』三段+におもむろに取り付く彼。

「これはいわゆる得意系ってやつだな」

youtubeのヤナケン氏完登ムービーをマウス操作を誤ってイイネ!評価を押してしまう程見まくった彼の準備に余念は無い。
あれよあれよという間にムーブが完成しあとは繋げるだけだ、と誰もが予測したい所だが、こともあろうに全く出来ない。
”自分は人一倍寒がりである”という現実を今年から受け入れた彼にとって、粉雪舞う中4つも持参した使い捨てカイロがことごとく彼のことを人肌以上に温めるのを頑なに拒み続けるという厳しい状況に直面し体が言うことを聞かないのだ、と心の中で分析する。
いわゆる言い訳である。
お一人様である彼にとって、このいかんともし難い状況を打破すべく移動を決断する。
いわゆる敗退である。
今日のお一人様

向かう先は先週プロジェクトと謂われたルーフである。
まずは中間のガバからスタートする。

1回目でsend.
それならば、とSDの可能性を探る。
「むむ、これはぎりぎり出来ない感じだな」
と思うのも束の間、猛烈な勢いで降り始めた粉雪がルーフの中にまで吹き込み、マットを真っ白に染める。

「あわわ、ちょっ、ちょっと」

今日彼が鳳来で唯一発した言葉であった。
ルーフの中にすら居場所が見つけられなくなった彼は、そのまま豊田への帰路についた。

2011年1月23日日曜日

鳳来

バックプリントがいかす
NEW Tシャツをゲットしてみんなで鳳来。

道中2度も朝マックしながらも無事到着して『軍鶏』組と『握撃』組とに分かれる。

「昨夜はあんなことやこんなことがあった為眠たいんですよ、僕は」
と、握撃前でいきなり寝始めるこーちゃんを起こさぬようにアップ開始。

「こんな三段と四段と五段しかない岩でアップなんかできんわ」と言いたい文句をぐっと堪えて、先週の宣言通りどうにか一抜け完了。
「あ、登れるとは思わなかった。」と一瞬だけ起きたが再び寝始めるこーちゃんと共に、やることが無くなったので寝る。

ひたすら寝る。

「おい、登れたんか!お前早よせーや!」と登場したヤナケン氏に叩き起こされてようやく登りはじめるや、なかなか上手に完登。



ひとまず目的完了した為、『軍鶏』でマッツンと自称フエコ帰りを拾って移動。

今日のみんな
最近キシスケ氏が初登したという『冬将軍の戯れ』をやるも、最後のランジで全員早々に敗退宣言。
あっけなく裏のルーフに移動。
そして寝るこーちゃん。
プロジェクトっぽい左抜けをひたすらやって何度も最後のリップ取りで落ちまくって、指皮ざっくり裂けて終了。

あー眠たい眠たい。

2011年1月15日土曜日

鳳来にて

朝、待ち合わせ場所のマックに15分前に到着。
ぼんやり過ごしていると、なにやらブツブツ言いながら近づいてくる人影。

「あー、人を待たせるのって本当につらい!待ってる人には分からないだろうなー、このつらさは!」

勝手に早く来て待ってしまったことをとりあえず詫びて出発。

自分の存在こそは地球における局所的な気象状況に影響しうる、と言い張って聞かない自称晴れ男こーちゃんに「あ、そう」と言葉のキャッチボールをしているうちに現地集合のシモスケと合流。

今日のみんな
「出来ない課題をやって私これ以上つらい思いをしたくないんです!」
というこーちゃんの強い希望により『軍鶏』二段へ直行。
先客のsatomixさんと静岡のクライマーさんに多大な迷惑をかけつつトライ開始。
最初の数手を「弱っ!トリさんそれ持つのもギリギリじゃないっすか!」といつもの感じで叱咤されつつ、ラストの数手をsatomixさんの的確な指示により無事一抜け。
フエコ帰りで一回り大きくなったであろうシモスケは珍しく人のアドバイスを素直に聞き入れて直後に二抜け。
危うく「出来そうな課題」が出来ずにつらい思いをするところだったこーちゃんも、その後に極めて大雑把な登りで三抜け。


待ちくたびれた二人と疲れきった一人は『握撃』三段に移動。

死んだように眠る
待ちくたびれたが元気いっぱいの二人はムーブを探る。
そして全ムーブが意外と問題なくこなせることを発見した直後のトライでラスト落ち。
そろそろ疲れてきたわ、という頃に眠れる疲れ人が元気になって起きだす。
三人寄ることで発動した文殊の知恵のおかげで、楽々シークエンスが発覚する。

この隙間に頭を突っ込むのです!

これなら来週の元気な時には登れるわ、と三人共に確信して夕方に撤収。

帰りによった和食れすとらん店主との
「若い人が来てくれるのはとてもうれしいんですよ。で、おにいさんいくつ?」

「あ、自分37歳です。」

「...。」

という会話に、若干の後味の悪さを感じつつ帰宅。

2011年1月10日月曜日

神越

今日はみんなでボルダリング。
今日のみんな
「他には誰が来る?」
「他には誰も来ません。」

というメールのやり取りの結果、2人で向かう神越渓谷。

「今日はあの人がいなかったので落ち着いて登ることが出来ました(笑)」
「今日はあの人がいなかったので頑張れました、えへ(笑)」
と世に言わしめる”あの人”しかいない一日も悪くはあるまいと考えるも、圏外に突入する寸前の電話連絡により後ほど合流することとなったツヨツヨ氏のおかげで賑やかな一日を過ごすことが出来た。

そして合流。
改めて今日のみんな

まずはこの神越渓谷を代表するかもしれない好課題。
Happy Birthday SD(f)
近くで見ると小さいが、内容的には繊細かつダイナミックである。
数年前には全く出来なかったものの、やってみると意外と出来て一抜け。
続いてツヨツヨ氏もアップがてらあっさり二抜け。
アローンこーちゃんはみんなを待ちくたびれさせて三抜け。

『黒い鬼』(g)へ移動。
トライの度に着実に高度を上げていくツヨツヨ氏が速攻で一抜け。
完登シーンを目の当たりにしたので、次の次あたり登れる予定である。

『サギ』(f?)に移動。
サギ
核心であるマントルが一回も返せた事が無いのに執拗にスタートからやろうとする傾向があるこーちゃんを諭すべく、ムーブを探るツヨツヨ氏。
そして革新的ムーブを発見するも時間の都合上、撤退。
その後譲り受けた一抜けをありがたく頂戴。
こーちゃんもその後無事に二抜け。


来週は鳳来か。

2011年1月4日火曜日

2011

2011年の初岩を敢行すべく大田駐車場へと急ぐ。
直前のローソンの店員がすこぶる可愛かったことが今年一年を占うかの様に見えたその時、

「あー、ところで大田駐車場ってどうやって行くんでしたっけ?」

モヒ氏からのTELに言葉を失う。
場所もわからず待ち合わせ場所方面へとりあえず向かい、そして迷ってみる「ワル」っぷりに軽く畏怖すると同時に、こんな連中とつるんでいては今年一年もやはり『最凶』であると確信する。

今日のみんな

今日の狙いは豊田のNEWエリアである『椎の木エリア』のプロジェクトだ。
前回上部で敗退した為、脚立持参でぬかりはないかの様に思われたその時、

「あー、あれですか。上抜けれなかったですねー」

大田駐車場で合流したBR名古屋店長の発言にまたもや言葉を失う。
なんかもうワールドクラスでも出来なかったのにオレに出来ることなんて土下座くらいなもんだわ、と独り言を言いつつもマッツンに脚立を運んでもらった手前がんばってるふりでトライ。

Pの上部を探る男前マッツン、左は店長
結果、肉眼では確認できない程の可能性を感じつつ敗退。

その右面スラブに目を輝かし、「アンダーとポケットがバケモンなだけでなく、オレはスラブダンサーでもある!」と言い張って聞かないモヒ氏の華麗なスラブ登りを拝見し移動。
でもあなた登れてませんから!
大楠林道エリアに行きたいという皆の衆を間違って天が峰へ連れて行ってヒンシュクを買いつつ、どにかこうにか目的の『兄貴』(e)に到着。
サイバー氏がフットをふっとばしたりしつつ、全員瞬殺。

そして『あすなろ』を皆に案内するつもりが、軽い記憶喪失により皆を遭難させてアプローチ敗退。

こんな感じですが今年もよろしくお願いしよっかな、と思ってみたりみなかったり。